丈六阿弥陀如来坐像
宮城県指定文化財 丈六阿弥陀如来坐像
総長 379cm 像高 288cm
かつて平沢村丈六囲にあった阿弥陀堂の本尊と伝えられている。
頭部と胸板は開眼時のもの、それ以外の部分は全て享保3年(1718年)の作り直しである。
製作年、作者は不明であるが、そのおっとりとした顔立ちは平安時代末期の奥州平泉様の作風である。
宮城県下でも数少ない平安時代の丈六仏で、当時この地方が奥州藤原氏の勢力の下、優れた仏教文化を擁していたことを物語っている。
欅材寄木造の丈六仏、仏師不詳、平安末の作、但し頭部胸板以外は享保の補作。
上品上生弥陀定印を結ぶ。
※昭和49年4月30日、宮城県指定文化財に指定